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【第15回】バナー地獄に愛を込めて ― ゲーム内バナー制作の裏側
🎨 バナー地獄に愛を込めて
― サイズ違いに負けない気持ち
こんにちは、ElEngineの青木です。
今回は、UIでもUXでもありません。そう、バナーです。
しかも、終わりなき“サイズ地獄”の話です。
🌀 バナー制作、それは突然に
Slack通知:「バナーお願いします!サイズは12種類です」
この瞬間、私たちの一日は終わります。
いや始まるんですけど、終わった気持ちで始まるんです。
しかも、内容はこうです:
文言は途中で変わります
写真は後で支給されます
重要な要素は全部「もっと目立たせて」って言われます
🧱 サイズの呪い
横長 → 文字が入りきらない
正方形 → 主役が消える
スマホ用縦長 → なんか全部つぶれる
全部並べると、もはやバナーパズルです。
どのサイズをベースにすれば正解なのか?
“真ん中に置けばどうにかなる理論”が崩壊する日も近い。
🧠 それでもやってしまう、“愛のこもった配置”
でも不思議なんです。
なんだかんだで…気づいたらこだわってる。
キャッチコピーの“句読点の位置”とか
背景のグラデーションの“終わり方”とか
「目立たせたい」のニュアンスに勝手にストーリーをつけ始めるとか
「この右下の余白、世界観だから…!」
自分でも意味わかんないけど、愛が湧いてるんですよ。
🛠️ 青木流:バナー地獄サバイバル術
✔ 脳内で“メイン”を一個に絞る
→ 「どのサイズでもコレだけは死守する!」を決めると精神が保てます。
✔ “完璧”より“伝わる”を優先
→ 全部揃えるとグチャるので、最も伝わる構成を冷静に選ぶ。
✔ 褒められなくても泣かない
→ 基本、無反応です。でも社内でこっそり
「青木のバナー、地味にいいよね」って言われてると信じてる。
😇 バナーは愛。そう言い聞かせてる
納品後に文言が変わったり、
掲載場所が想像と違ったり、
スマホで見たら切れてたりしても…
「これはこれで、現場で育ってるんだよな…」
そう思って、私は今日もバナーに愛を込めます。
📣 今日のまとめ
バナー制作は、“細かすぎる演出”と“調整地獄”の狭間
愛情を持つほどつらい、でもついついこだわってしまう
サイズ違いもレイアウト違いも、ぜんぶ愛で殴れ
📝 次回予告!
次回は「UIと演出のさじ加減」をお届け予定です。
動かしすぎるとウザい。動かなすぎると地味。
“ちょうどいい動き”ってなんなんだ問題に、青木が切り込みます。
それではまた。ElEngineの青木でした。
バナーよ、今日もいい感じに目立ってこい。