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【第27回】UIで世界を救いたい― 理想と現実とランチタイム
🌍 UIで世界を救いたい
― 理想と現実とランチタイム
こんにちは、ElEngineの青木です。
今回はタイトルからして壮大ですが、安心してください。
書いてる本人は、カップスープ飲みながらこの文章書いてます。
🧠 UIが“ただのボタン”だった頃
昔はUIって、「とりあえず押せればOK」だった気がします。
ボタンは四角ければよかった
メニューは並んでればよかった
スライダーは動けばそれでよかった
でも今は、UIが伝えられることって、思ったよりでかい。
🧭 UIが“優しさ”を持ち始めた瞬間
例えば、こんなUIを見たことありませんか?
初回だけ現れる“さりげない説明”
入力ミスしたときの“柔らかいエラー文”
深夜のアプリに出てくる「今日はもう寝ましょう」っていう通知
押せるかどうかじゃなくて、
「ちゃんと気にかけられてる」って感じられるUI。
それってたぶん、世界の救いの一部なんじゃないかと思うんです。
🧪 ランチタイムの妄想:UIが社会をちょっと良くする未来
難しい制度の申し込み画面が、子どもでも理解できる構造だったら?
障害を持つ人でも、気づかずに自然に使える画面設計ができたら?
仕事で疲れた人がアプリを開いて、ちょっとだけホッとできるUXがあったら?
「UIって、テクノロジーと人の間にある翻訳者じゃないか」
そう思ったら、もう立派に世界救ってる気がしてきます。
🧩 青木的・世界を救うUIの特徴(まだ仮説)
✔ 情報を減らすことで、思いやりを増やす
→ ごちゃごちゃの中では、人は迷う。“選べる余白”が人を守る。
✔ ミスを責めずに、導く
→ 間違えても怒られないUIは、人の行動を前向きにする。
✔ 気づかれなくても、支えている
→ 押した感、アニメーション、文言の語尾。
ちっちゃい気配りが、世界をやさしくする。
🍱 そしてまたランチは冷めてゆく
青木は今日も、
UIで迷わせないように
UXでちょっと笑わせるように
情報を削って、余白を足して、
そんなことを考えながら、冷めかけたおにぎりを食べてます。
世界を救うには、まず近くの誰かが困らないUIを作ることから。
それがElEngineの流儀です。
📣 今日のまとめ
UIは世界を救えないかもしれない。
でも誰か一人を助けることは、きっとできる。
押せるボタンより、気持ちに寄り添うUIを目指したい。
理想は大きくていい。でもまずはランチのあとで。
📝 次回予告!
次回は「納品後にそっと直す話」をお届け予定です。
リリースされたあと、ふと気づく「あれ、ここ直したほうが良かったかも…」
デザインの“アフターケア”と向き合う、ちょっと優しい回です。
それではまた!ElEngineの青木でした。
UIで世界が救えなくても、今日も目の前の画面をよくしていきます。