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【第24回】UI会議はだいたい脱線― 本題に戻るのはだいたいラスト5分
🖼 やらかしデザイン博覧会
― 黒歴史、晒します。
こんにちは、ElEngineの青木です。
今日は恥を忍んで、過去の“やらかしデザイン”を供養する日です。
どんなにプロでも、ミスをすることはあります。
というか、ミスしかしてない時期もあります。
提出後に画面を見るたびこう思ってました。
「あれ、なんで俺これ送った?」
「うん、何がしたかったんだこれは…」
そんな“過去の自分がやらかしたUI”たちを、一気に展示します。
🧨 Exhibit 01:「とりあえず全部光らせました」期
UIボタン、タブ、メニュー…全部が発光してる。
ユーザーどこ見ればいいか分からない。
まさに光の暴力。
青木談:「動かして、光らせれば正解だと思ってた。あの頃の俺、止まれ。」
🎯 Exhibit 02:「文字、ちっっっさ」期
“オシャレ感”を出そうと文字を極小に。
見た目はそれっぽいけど、誰にも読まれてないUIの完成。
フィードバック:「かっこいいけど、読めないです」
青木の心:「読まれてない=意味ない=詰み」
🎭 Exhibit 03:「アニメーションしすぎて動線見失う」期
モーダル開くたびにスライド・回転・フェードの3点盛り。
「お祭りかよ」と言われ、即修正。
青木:「やりたかったんですよ…エフェクト全部盛り…」
山崎(社長):「で、どこ押せばいいの?」
📉 Exhibit 04:「世界観ガン無視UI」期
和風ゲームに突然サイバーUIを提案してしまった黒歴史。
背景:障子、UI:ブルーのホロディスプレイ風。
クライアント:「えっと…これは…?」
青木:「えっと…すみません、それは…近未来の…お寺…的な…」
🧠 Exhibit 05:「こだわりすぎて崩壊」期
デザイナーあるある。
こだわりが強すぎて、誰も理解できないUIが完成。
例:「この余白は“不安”を表現しています」
結果:ただのガラガラレイアウト
💡 でも“やらかし”は、成長の証なんです
UIデザインはトライ&エラーの連続です。
「正解」は常に変わるし、“やらかし”が次の“気づき”をくれる。
あの時の恥ずかしいアニメーションが、今の抑えた演出に活きてる
あの読みにくい文字が、今のタイポグラフィへの意識に繋がってる
あの全光りボタンが、今のミニマル美学を育ててくれた
青木:「全部黒歴史。でも、全部大事な経験だったと思ってます。いや、たぶん…きっと…」
📣 今日のまとめ
やらかしデザインは、全デザイナーの通過儀礼
“センス”は、失敗と恥から生まれる
ミスを笑えるようになった時、UIは上手くなる
📝 次回予告!
次回は「Figmaが重い日は雨」をお届け予定です。
動作がもっさりするとき、なぜか外はしとしと…。
進捗と天気に因果関係はあるのか? ElEngineの青木が、作業テンポと気圧の相関について(割と本気で)語ります。
それではまた!ElEngineの青木でした。
やらかしの雨も、いつかはデザインの栄養になります。